Laboratory for Particle Properties (Phi-lab)
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中性子寿命の精密測定



中性子寿命は,Cabibbo-Kobayashi-Masukawa行列のユニタリティ検証や ビッグバン元素合成理論に対し極めて需要なパラメータである.

現在, 中性子寿命はビーム法とUCN法の2つの異なる手法によって測定されてきたが, 2つの測定結果の間には大きな隔たりがある.

そこで,私たちはこれらの2つの手法とは異なる Electron Counting 法によって精度0.1%を目指し, J-PARC MLF BL05において日々中性子寿命測定を行なっている.

Electron Counting 法は, 反応によって中性子フラックスを測定し,β崩壊電子によってβ崩壊数を数えている.中性子寿命は, によって求められる.

しかし,現在の装置では精度0.1%は達成できないことがわかっているので,統計精度改善に向けて中性子フラックス を増やすために,入射ビーム強度の増大を行なっている.